解体工事に関するお金のお話

こんにちはひふみんです。

気づけばめっきり冬ですね。冬が苦手な僕にとって辛い季節がやってきましたが気合いを入れて乗り切っていきますよ!

今回は『解体工事に関するお金のお話』をしていきます。

坪単価=建物本体の解体工事費用

一般的に解体工事業者のホームページなどで、『坪単価Ο万円』と書かれているのは建物本体の単価であって養生や敷地内にあるブロック、樹木、残置物の料金は含まれていません。

なので『坪単価3万円で30坪なら税別90万だな』と考えていて、いざ見積もりを受け取ったらびっくりということにも。

ブロック塀、樹木、残置物撤去などは付帯工事といって別途料金がかかってくるので注意が必要です。

見積もり内訳例(木造二階建て30坪)

木造二階建て30坪(建物本体の解体費用)

  1. 建物本体  (坪単価三万円)         90万円
  2. 養生足場  (150㎡)×800円  12万円
  3. 重機回送費            3万円
  4. 諸経費              5万円  
  5.            合計   110万円         
                   

付帯工事(ブロック塀、樹木、残置物撤去、浄化槽)

  1. ブロック塀            5万円
  2. 樹木                                           3万円
  3. 残置物                                        6万円
  4. 浄化槽                                        3万円
  5.              合計  17万円

上記の見積もり例ですと建物の本体工事費用は(1)〜(4)までが該当し約110万円(税別)となります。

しかし上記のような付帯工事(ブロック塀、樹木、残置物、浄化槽)等がある場合には別途17万円(税別)で、建物本体工事費と付帯工事の合計見積もり金額は127万円(税別)となります。

付帯工事はそれ以外にも(井戸、カーポート、浄化槽、庭石、物置)などありその規模によって金額も変わってきます。

また、屋根材や外壁材にアスベストが使用されているような場合や、重機の搬入が困難などの条件がある場合は割高になります。

(※あくまでも参考程度とお考え下さい。)

見積もりから除外される項目とは?

解体工事の見積書の中には『見積もり除外項目』や『特記事項』というのがあります。

見積もり『除外項目や特記事項って何?』とお思いの方がおられますので解説していきます。

地中障害物(古基礎、古瓦)

『地中障害物』とは現地調査では確認することができない地中にある障害物のことです。

まれに以前建っていた建物の基礎や廃棄物が埋められている場合があるので『見積もり除外項目』や『特記事項』という形で再度お見積もりさせていただく事になります。

そのような場合は解体業者からお施主さまに報告が入り、可能であれば現地で確認していただき(難しい場合は写真を残してもらう)見積もりをしてもらっって撤去してもらうか判断していただきます。

その際に注意する事は、現地確認できない場合は写真(証拠)をしっかり残していただくようにしてください。

のちにトラブルの原因になってしまう事にもなります。(不当な高額請求をされるなど)

室内残置物(ゴミ)

見積もりの際に建物の中が確認できない場合には、室内に残っている残置物は見積もりから除外されます。

その際は別途見積もりになりますが、「正確な見積書が欲しい』という方はできるだけ現地調査に立会い、建物の内部までしっかり確認していただくことをお勧めします。

見積もりに記載されていないもの

よくあるお話なんですが、現地調査の際に撤去の指示がなかったものを後から『やっぱり撤去して欲しい』と依頼されることがあります。

解体業者も少しのことならサービスで引き受けてくれることもあるかとは思いますが、作業量が多くなってしまうと経費もかかってきます。

そのような場合は別途お見積もりとなります。

いつお金を支払うの?

解体費用をいつ支払うかは契約書に記載されていることが多いと思いますが、以下の三点は一般的です。

  1. 着工時に着手金(半金)、工事完了後の確認後に残金を支払う。    
    初めてのお客様とお取引する際には一般的。『リスクは半々に』という意味合い

  2. 工事完了後の確認をした後に全額払い。
    金額が少ない場合に適用される。(弊社はこの場合が多い)

  3. 着工時、(3分の1)工事中間時、(3分の1)完了の確認後に残金を。
    工事の規模や金額が大きい場合に適用される場合がある


    解体費用の支払いは、業者さんや工事の規模によって変わってきます。
    行き違いを避けるためにも契約書交わす際にしっかりと確認しておくとよいでしょう。

まとめ

『解体工事に関するお金のお話』は実際に関わってからでないとわからないことばかりだと思います。

家を解体する際に覚えておきたいのは

  1. 坪単価×坪数=工事金額ではない(本体工事➕付帯工事=工事代金)

  2. 見積もり除外項目(地中障害、未確認残置物、見積書に記載されていないもの)後日別途お見積もり

  3. お金を支払うタイミングは契約書に記載されている。(わからなければ業者さんに確認する)

みなさんの大切な家を解体する際に参考になれたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ひふみんでした。

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